私自身も、子供たちもまだかかったことがありません。予防接種などで風疹や水ぼうそう、はしかなどとともに、母子手帳で目にしたり、名前くらいは聞いたことのあるお母さんお父さんは多いのではないでしょうか。
おたふく風邪にかかっている人は自宅療養していて外に出歩かないのか、実際にかかっている人を見たことも無いんです
病名を聞いて想像するのは、あの白い顔のおたふくみたいにほっぺたがぷくーっと腫れてしまうイメージなのですが、実際はどうなのでしょうか?
子供がなってしまう想像するととても不安ですよね。
なので今回はおたふく風邪について調べてみました。
目次
おたふくかぜとはどんなものか?
正式な名前は流行性耳下腺炎と言い、ムンプスウイルス、おたふく風邪ウイルスによる感染症で、潜伏期間はおおよそ2~3週間程度と長めです。
感染方法は飛沫感染(ウイルスに感染した人のつばなどが自分の体に入ってうつってしまうもの)のみで、このウイルスに直接的に気に効く特効薬はありません。
どんな症状か
主な症状は次のようなものです。
①両方かどちらか片方の耳下腺というつばを作るための器官が、腫れてしまう。時間差がある場合もありますが、最終的には両方腫れることが多いのですが、片方だけで終わる場合もあります。
腫れのピークは1~3日で、その後おおよそ1週間程度くらいで腫れは治まっていきます。
②熱が出る。(1~6日程度)
③体がだるい。
④食欲がなくなる。
⑤筋肉痛
などがありますが、個人差があり、必ずしも全ての症状が出る訳ではありませんし、他の症状が出る場合もあると思いますので、注意して観察してください。
②以降の項目は、インフルエンザや他の感染症などにも共通する症状だと思うので、自分でどの病気なのか判断するのは難しいので、病院に行ってきちんと検査をしてもらいましょう。
この病気が引き起こす合併症はいくつかありますが、代表的なものは脳炎、髄膜炎、難聴、男性なら精巣炎、女性の場合卵巣炎などで神経や内分泌腺の組織に影響を及ぼします。
1度かかれば免疫が出来るので、また同じ病気にはなりません。
保育園や学校はいつまで行けないの?
通われているところによって多少違いはあると思いますが、唾液腺がはれている間はうつるとかんがえられていますので、腫れが引くまではお休みしましょう。
ホームケアはどうしたら良い?
ほかの病気でも同じですが、熱がある時はお風呂やシャワーはやめておきましょう。
普段健康な時は感じにくいと思うので、あまり分からないかもしれませんが、お風呂に入るだけでも多少なりとも疲れますし、湯冷めして余計に熱が上がってしまったりする可能性もあるので、温かいタオルで体を拭いて清潔にし、新しい洋服に着替えましょう。
それだけでも何もしないよりはさっぱりしますよ。
どんなものを食べたら良いの?
まず、辛いもの、固いもの、塩味の強いもの、酸っぱいもの、油っぽいものはやめておきましょう。
食欲が落ちている場合、何も口にしないよりは本人の食べられるものや飲めるものでいいので、何か摂った方が良いです。
あまり噛まなくても良くて、薄めの味付けのものが良いですね。
いつもより少し柔らかめに仕上げたうどんやご飯、豆腐を使ったレシピ、ゼリーやヨーグルト、プリンは食べやすいので、食べられる可能性が高いと思います。
予防方法………
いちばん有名で有効なのは予防接種です。
しかし、今の日本では自治体などの公費で受けられるものではなく、実費で受けるものになるのでお金はかかりますが、将来病気になって慌ててしまったり心配になるくらいなら念の為受けておくことをオススメします。
それぞれの病院や自治体によって違いますが、相場はだいたい4~6000円で、名古屋市や三重県の一部地域など、助成が出る場合もあります。
1歳になったら1度打って、それから2~6年後に2回目を打つ2回接種が効果的で良いとされていますが、お子様の持病のあるなしや生まれた時の体重など、様々な条件により一概には言えませんので、かかりつけのお医者さんに相談してみるといいですね。
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