小さな子どものいるお母さんお父さんなら、1度は耳にしたことがあるかもしれません。
私の娘も一年ほど前にかかってしまって、熱はかなり高いしだるそうで、治るまでに数日かかった記憶があります。
代わってあげられないし、かわいそうで見ていられないので、そうなってしまわないために予防してあげたいですよね。
そんなに難しそうなことではないので、みなさんもぜひ日常生活で心がけてみてください。
RSウイルスとはどんなもの?
生まれてから一歳になるまでの間にかかる確率がおよそ50パーセント程度、2歳になるまでにはだいたいみんながかかる病気です。
感染力のとても強い呼吸器系の感染症です。
RSウイルスは、一生のうちに何度もかかってしまう病気ですが、その度に少しづつ免疫ができていくので、次にかかる時には少しですが症状が軽くすむようになります。
元々は秋頃から春の初め頃にかけて流行していましたが、最近では時期が少し変わってきていて、夏頃から流行り始めています。
どんな症状がでるの?
熱が出る、鼻水が出るなどの症状が、数日間続きます。
ほとんどの場合は軽く済んでしまうことが多いのですが、喘息のような息がしにくいような状態になった場合は、他のの病気を引き起こしている可能性が考えられますので、病院に行きましょう。
初めてかかる赤ちゃんのうち7割程度は軽く済みますが、残りの3割程度は咳の症状がひどくなったり、呼吸困難を引き起こしたりすることがあります。
早産で生まれた赤ちゃんや、2歳以下で、元々肺や心臓などに病気を持っている人、神経系や免疫不全などの病気を持っている人がかかると重症化する可能性が高くなります。
また、生後半年未満の赤ちゃんがかかると重症化しやすかったり、1歳未満のこどもがかかると中耳炎も一緒にかかることが多いです。
この感染症の潜伏期間はおおよそ4~6日程度、治るまでにかかる期間はおおよそ7~12日程度ですので、この期間はほかの人にうつしてしまわないように気をつけて生活しましょう。
どうやって感染するの?
感染方法は飛沫感染と接触による感染の2つです。
①感染している人のくしゃみや咳などが自分の口や鼻などに付いてしまった場合。
②感染している人のつばや鼻水などが付いた手で触られた場合。
また、感染している人が触ったドアノブやパソコン、スマートフォンなどに触れた手で自分の口などを触ってしまった場合。
いずれも目には見えないものなのて、気をつけようがないように思えますが、次の章で予防方法を載せますので実践してみて下さい。
予防方法の例………
手洗い、うがいや消毒が1番の予防法です。
①こまめに手洗いうがい、消毒をする。
②少しの外出でもマスクを忘れずつける。
③みんなが触るドアノブや手すり、また子供の場合はおもちゃや絵本など、触ったり口に入れたりするものの消毒もする。
④手を拭くタオルや洗面用品を一緒に使わない。
薬局に売っている、消毒用のエタノールや次亜塩素酸ナトリウムなどが有効です。
最近は除菌のできるアルコールティッシュや、ジェルのようなものも、ミニボトルや個包装になったタイプなど、沢山市販されていますので、1つカバンに入れて置くと外出先でも困ることがないのでいいですね。
もしなった場合、学校や保育園はどうすればいいの?
保育園や学校によっても決まりが違うとは思いますが、咳などの症状が治まってからにした方が、ほかの子供たちに感染を広げてしまう心配がないので、無理に通わせない方がよいでしょう。
大人がこの病気にかかった場合は、風邪と症状がよく似ていることや、風邪程度では毎回病院にかからず、市販の風邪薬などで対応する方も多いことからRSウイルスだと気づかない人が沢山います。
しかし知らないうちに赤ちゃんにうつしてしまうと、前に述べたように重い症状になることもあるので、どちらか判断がつかない時は
・面倒だと思っても一度病院に行って診察を受けること。
・小さい子のいるところに行かないようにする、接しないようにすること。
・同じように、自然治癒力や抵抗力の低くなっていることの多い年配の方々がいる所にも、できるだけ行かないようにする。
などを心がけましょう。
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