日本酒をギフトで送るなら?プレゼントで喜ばれるお酒を詳しく解説

普段お世話になっている方に、お中元やお歳暮を贈る習慣が有りますが、
その都度何を贈ったら良いのか迷う方も多いと思います。

最近の傾向として、貰って嬉しい物トップ3は、
男性は「ビール・発泡酒」「ハム・ソーセージ等」「カタログギフト」となり、
女性では「カタログギフト」「洋菓子」「ハム・ソーセージ等」となっています。

女性の「洋菓子」が上位に来るのが特徴で、
以前は定番だった「調味料セット」や「麺類」とかは少なくなっているのですね。

ただ、男性トップのアルコール類は依然として根強い人気があります。
定番は「ビール・発泡酒」ですが、今は日本酒も老若男女に受け入れられていますよ。

以前の様な大ブームとまではいきませんが、進化している業界でもあり、
意外にも「洋菓子と日本酒のコラボ」なんて、受け入れられる可能性がないとも言えません。

デパートやコンビニが率先して、その様なギフトセットを販売すれば、
メディアも取り上げ、新しいヒット商品になり得る可能性も有ると思います。

お歳暮に関しては正月用に「金箔入り」だとか「普段余り飲まない大吟醸酒」とか、
特別感の有る日本酒が喜ばれたりもしています。
また、新築祝い(上棟式なども)や、祭事や何かのお祝い事でも日本酒は付きものですよね。

お中元ではそこまで、と思わなくてもその時期独特の日本酒も有るので、
贈られた方には驚きと、新鮮さが有るかとも思います。

どういった日本酒が喜ばれるのか、価格はどの位が良いのか等、
タイプと容量なども考えて探っていきたいと思います。

【どの様なタイプが良いか】

『日本酒の味わいのタイプ』

以前何度か日本酒のブームが来た頃、雑誌等でも取り上げられていた事で、
「日本酒のタイプは大きく分けて4種類」という分類法が有ると言われています。

今までの目安は「辛い、甘い」「濃い、端麗」とかで、
少し日本酒に詳しい人は、「純米が良い、吟醸が好み」とかが一般的でした。
そこで、ある協会が「それでは分かりにくい」と、約2万種の「きき酒」を繰り返して、
以下の4タイプに分類されるのでは、と研究を続け分類法を考案しました。

1.薫酒(くんしゅ):果実や花の様な香りが高く、甘い風味を感じさせるものから辛口まで様々な味わい。
           主に、大吟醸酒等の吟醸酒系、海外でも好まれ人気のタイプ。

2.熟酒(じゅくしゅ):複雑で独特な熟成された香り、とろっとした甘さや、深い酸味の重厚な味わい。
           主に、長期熟成酒、古酒、日本酒好きの方の中でも本格的な熟成好きな方向き。   

3.爽酒(そうしゅ):香りは薫酒ほど強くなく、より清涼な感じでスッキリした味わい。
           主に、普通酒、本醸造酒、生酒、端麗辛口で軽いタイプなので万人向け。

4.醇酒(じゅんしゅ):米そのものを思わせる様な嫌味の無い香り、コクの有る旨さを感じる味わい。
            主に、純米酒、生もと系、日本酒の原点ともいう王道的なタイプ。

※生もと:山廃仕込みなど同じ、昔ながらの日本酒醸造方法で手間暇が掛かりますが、
酒質が骨太で味わい深い酒が出来るという特徴があります。

これでも「?」が付く方も居ると思いますが、今まで漠然としていたものが、
これなら自分で飲んでみたい、あの人にはこのタイプが良さそう、
といった具合で選ぶ目安になるかと思います。

例えば「純米酒」なら「日本酒の好きなあの人には良いだろう」とか、
「吟醸酒」なら「ワインを好むあの人に合いそうだ」という感じで選べると思います。

と、ここで忘れてならない大事な注意点が有ります。
以上の4種類はラベル等には表記されていません。
覚えておいて蔵元や酒販店で酒の特徴を聞いて、この種類のどれだろうと当てはめてください。

『日本酒の「甘口」「辛口」とは?』

日本酒のタイプはある程度判った、でも辛口の酒が好みだけど、
それはやっぱり飲まないと判らないよね?といった場合はどうすれば良いでしょうか。

日本酒で辛いという表現は「わさび」や「唐辛子」といった感覚ではなく、
甘くないので辛く感じる、要は「糖分の少ないこと」が辛口ということです。

もう少し判り易い判断で無いの?というものの一つとして、数字的に表す「日本酒度」という目安が有ります。
これは数字の前に「-」という記号が有れば「甘口」で、「+」であれば「辛口」といった具合になります。
ただ最近では「中口」などという表記や言い方も有り、言ってみれば「甘くも辛くもない」という、
中間に値する味わいの酒という意味で使用されています。

この日本酒度とは「アルコールと糖分の比重」が関係してきます。
「アルコールは水より軽く、糖分は水より重い。」
これを踏まえて「糖分が多くてアルコールが少ない」=水より重い=日本酒度はマイナス。
逆にアルコールが多くて糖分が少ない」=水より軽い=日本酒度はプラス。
水と同じ重さであれば日本酒度はゼロ(中口)、といった感じになります。

まとめると「日本酒度がマイナス(糖が多い)」=「甘口」に対し「日本酒度がプラス(糖が少ない)」=「辛口」
簡潔にしましたが以上の様になります。

その他にも「酸度」という指標も甘辛度に関与してきます。
大体「1.0~2.0」位が多く、酸度の数値が小さい(酸が少ない)ほど甘い(甘く感じる)となるのですね。
例として「日本酒度+6」酸度「1.7」の酒ですが、これは辛口の部類に入ると思います。
※これでも人によっては「甘いね」と言う人が居るのが事実で、難しい問題でもあると思います。

この他にも様々な要素が含まれたり、個人差が有りますので、あくまでも目安として参考にしてください。
この日本酒度表記も有る物と無い物が有りますので、その辺りは蔵元や酒販店など販売者側に聞いてください。

【男女で好みは違う?】

嗜好品という立場から言えば男女差は余り無く、飲み慣れているか、いないかで違いが出ると思いますが、
敢えて女性向け、男性向けでお勧めのタイプを選んでみたいと思います。

こじつけの一つとして、豆知識にもなりますが「灘(神戸)の男酒、京(伏見)の女酒」という言葉があります。
理由は仕込み水が関係していまして、灘では硬水を使用して造る酒質が「端麗でキレの良い男らしい酒」、
対して伏見では軟水を使用して造る酒質が「柔らかな口当たりで女らしさのある酒」なので、そう呼ばれています。

灘の代表的な酒造会社に「菊正宗」「白鶴」「櫻正宗」が有るのですが、テレビCM等でも有名な大手酒造会社ですよね。
もう一つ豆知識として、その3社出資の学校が進学校で有名な「灘高校」でもあります。
因みに西宮市なども灘5郷と呼ばれ、「日本盛」「白鷹」「白鹿」等、有名な大手酒造会社が有ります。

一方伏見の大手酒造会社には「黄桜」「月桂冠」が有名で、灘、伏見共に日々の晩酌酒や高品質な酒を提供していますね。
勿論地酒蔵も盛況で、大手に勝るとも劣らない酒を造り、日本酒好きの方には嬉しい限りです。
現在では「灘=辛口」、「京都(伏見)=甘口」だけではなく、様々なタイプの日本酒が造られています。

日本酒と女性

『女性(母親、祖母)に』

「日本酒に飲み慣れていない」という方には、
アルコール度数は高くなく、飲み易いタイプが良いと思うので、「薫酒」か「爽酒」タイプで。
その中でも「甘口」であれば、ストレス無く飲んでもらえると思います。
また薬的なアルコール臭が苦手、という方も多いのが事実ですので、その様な香りではないタイプを。

※これから紹介する銘柄は「全て独断で大手メーカー以外」なので、異論が有ってもご了承ください。
(初めにお断りをいれておきますね)

「お勧め銘柄その1」
・「一ノ蔵(いちのくら)・ひめぜん きりり」:宮城県 株式会社一ノ蔵 
・アルコール度数:10度
・特徴:低アルコールで甘酸っぱい味わい、スーッと飲み易く抵抗感は無いと思います。
20~30代の女性をターゲットに開発された酒でもありますが、高齢の方にも低アルコールなのでお勧め出来ます。
・飲み方:やや冷やして飲めば、甘さが多少抑えられスッキリと感じられますよ。
※参考までに同社の「すず音」という微発泡酒もお勧めの銘柄です。

「お勧め銘柄その2」
・「あさ開・夢灯り(あさびらき・ゆめあかり)純米吟醸酒」:岩手県 株式会社あさ開
・アルコール度数:14~15度
・特徴:俗にいう「フルーティーな香り」と、やや甘口の軽やかな飲み口がうけていて、
日本酒の苦手な方に日本酒としてお勧めの一本でもあります。
・飲み方:やや冷やして、或いは常温位でもこの酒の良さが出ます。お好みで人肌燗位でも。

「そこそこ日本酒も飲める」という方であれば、
アルコール度数も普通で、全部のタイプでも良いですが、「爽酒」「醇酒」タイプで。

「お勧め銘柄その3」
・「川亀(かわかめ)特別純米酒」:愛媛県 川亀酒造
・アルコール度数:15~16度
・特徴:控えめですがうっすらとした果実の様な香り、やや辛口ながら重くない味わいです。
・飲み方:冷や(常温)がお勧めですが、多少冷やしたりぬる燗まで幅広く飲めます。

「お勧め銘柄その4」
・「一の宮(いちのみや)純米吟醸無濾過生原酒」:千葉県 稲花酒造
・アルコール度数:16~17度
・特徴:生原酒でアルコール度数もやや高めですが、意外にスッキリ飲めます。香りも華やかで女性にも人気の酒です。
・飲み方:生酒なのでやや冷やしてお試しください。
※贈る際に宅配便なら「冷蔵(クール)」指定でお願いします。

女性に人気の地酒ランキング TOP.10

↑女性に人気の日本酒10種です。トップ5は発泡清酒ですね。

『男性(父親、祖父)に』

「日本酒に飲み慣れていない」という方には、
これは女性の場合と同様にアルコール度数は低めで、スッキリタイプの「薫酒」「爽酒」タイプから。

「お勧め銘柄その5」
・「上善如水(じょうぜんみずのごとし)純米吟醸酒」:新潟県 白瀧酒造
・アルコール度数:14~15度
・特徴:これは自身が衝撃を受けた酒でもあります。日本酒の苦手な方への入門酒と言っても良いでしょう。
やや辛口に感じるかもしれませんが、それを上回る名前通りの水の様なスッキリさです。男女問わず。
・飲み方:少し冷やしてか冷や(常温)がベストです。

「お勧め銘柄その6」
・「萩の鶴(はぎのつる)純米吟醸酒」:宮城県 萩野酒造
・アルコール度数:15度
・特徴:強くはないですが果実の様な甘い香りで、大吟醸酒の様にスーッとした飲み易さも有ります。
・飲み方:少し冷やしてからぬる燗まで、お好みで幅広く楽しめます。

大手メーカーの酒も女性同様、大吟醸酒や純米吟醸酒のアルコール度数が低め、はお勧めです。
番外として、青森県三浦酒造の「豊盃(ほうはい)・ん」という純米酒もお勧め出来ます。
アルコール度数も13~14度と低めで、以前までは「スーパー普通酒」として名の知れた普通酒だったのです。
スイスイ飲める純米酒は中々有りませんので、手に入りづらいかも知れませんが、機会が有ればお試しください。

「そこそこ日本酒を飲める」という方は女性編と同様で「爽酒」「醇酒」タイプで。

「お勧め銘柄その7」
・「美冨久(みふく)山廃純米酒・辛口」:滋賀県 美冨久酒造
・アルコール度数:15度
・特徴:山廃仕込みの純米酒と聞くと重く想像しがちですが、他のとは違った軽さ(悪い意味ではないですよ)で、
香りも抑え目ですが、心地よい香りがバランス良く感じられます。初心者や苦手な方もチャレンジ出来る一本です。
・飲み方:冷やした時に軽い吟醸の様な香りが出て、冷や(常温)から熱燗までは酒の旨味を感じられます。

「お勧め銘柄その8」
・「正雪(しょうせつ)特別本醸造酒」:静岡県 神沢川酒造場
・アルコール度数:15~16度
・特徴:フルーティーな香り、やや辛口ながらしつこさの無い甘さも有り、喉越しが良い酒です。
コスパも高く、また飲んでみようと思わせる酒ですよ。
・飲み方:少し冷やして常温位までがお勧めですが、中には熱燗でも美味いという方も居ますが参考まで。

【辛口好き、燗酒好きの方へ】

『辛口好きの方に』

辛口と一言に言っても個人差が有りますので、アルコール度数、日本酒度の数値などを参考にしたいと思います。

「お勧め銘柄その9」
・「刈穂(かりほ)山廃純米・超辛口」:秋田県 秋田清酒
・アルコール度数:15~16度
・特徴:日本酒度は+12と数字的にはその名の通り。ですが辛いだけではなく、なめらかな旨味の有る酒です。
・飲み方:ひや(常温)から熱燗までがお勧めで、冷やすと少し飲みづらいと感じるかも知れません。

「お勧め銘柄その10」
・「春鹿(はるしか)純米・超辛口」:奈良県 今西清兵衛商店
・アルコール度数:15~16度
・特徴:日本だけでなく世界でも愛飲されている辛口酒。コクとキレの良さのバランスが秀逸で30年以上のロングセラー。
奈良を代表する酒蔵が造る自信溢れる逸品です。
・飲み方:少し冷やせば軽い飲み口に、熱燗位までは、よりシャープな旨味が広がります。

『燗酒好きの方に』

冷や(常温)でもいける酒でも有りますが、燗する事でより旨味が増したり、味わいの変化が楽しめる酒が有ります。
「酸っぱい酒は燗酒に向いている」と言う日本酒好きの人も居ます。
飲み方は燗に適した酒ですが、冷や(常温)もいけますし、人肌から飛切りまで幅広くどうぞ。

「お勧め銘柄その11」
・「日置桜(ひおきざくら)純米酒」:鳥取県 山根酒造場
・アルコール度数:15~16度
・特徴:日本酒度も+10を超える辛口酒ですが、それ以上に燗する事でこの酒の真価が現れます。
米の旨味を存分に引き出し、辛さ、甘さ、酸っぱさ全てがバランス良く絡む山吹色(無濾過)の酒です。

「お勧め銘柄その11特別編」
・「日置桜 純米吟醸・伝承強力(でんしょうごうりき)」鳥取県 山根酒造場
・アルコール度数:15~16度
・特徴:上記純米酒より、更に上を行くスペシャルな燗酒向きの酒です。使用する米によって大きな違いが出て、
味わいは異なるが、同じ方向性で凝縮された旨味が絶品の酒です。(すいません、褒め過ぎました?)

※他にもこの蔵の季節限定品(新酒、夏、秋等)の酒は、燗酒にしても何らパフォーマンスは落ちません。

「お勧めの銘柄その12」
・「竹鶴(たけつる)純米酒」:広島県 竹鶴酒造
・アルコール度数:19~20度
・特徴:燗酒と言えば竹鶴。アルコール度数、日本酒度+10以上、酸度、アミノ酸のバランスが絶妙ですが、
日本酒が苦手な方にはお勧め出来ませんので。また、入手困難な場合がありますが、紹介せずにはいられませんでした!
また「小笹屋竹鶴」銘柄も当然お勧めですが、「竹鶴」よりも入手困難と思いますので割愛させていただきました。

「お勧めの銘柄その13」
・「睡龍(すいりゅう)生もと純米」:奈良県 久保本家酒造
・アルコール度数:15~16度
・特徴:この酒は製造してから2年の蔵熟成を経て出荷されます。生もと独特のナッツやスパイスの様な香りと、
口当たりは柔らかですが、重厚な旨味を持ちキレの良さも自慢の酒です。

この他にも「手取川(てどりがわ)」「菊姫(きくひめ)」「天狗舞(てんぐまい)」といった、
石川県白山市トリオの「山廃純米酒」も燗酒に向いている酒です。

燗酒はお好みですので、全ての種類の銘柄や大吟醸酒でも充分味わえる酒も有ります。
その辺りは蔵元や酒販店に聞いて、贈る人に伝えれば喜ばれると思います。

10.日本酒をお燗で楽しむ ~上手なお燗のつけ方~

↑上手な燗酒のやり方(湯煎編)

【どの位の価格帯が良いのか】

贈る方がどの様な関係性なのか、何の目的で贈るのかにもより変化しますよね。
親戚、友人といった近い存在であれば、1升瓶(1,800ml)で2,000円~3,000円位が妥当かと思います。
また、お祝いであれば4合瓶(720ml)で1,500円~3,500円位でしょうか。

因みに酒の価格は、全てではありませんが「1升瓶の価格の半値が4合瓶の価格」という酒が多いですね。
例として、1升瓶「2,300円」の酒であれば、4合瓶だと「1,150円」となります。

それらを踏まえて、1升瓶なのか4合瓶なのか、1本なのか複数本なのかを決めてください。
また1本でも、不織布という袋に入れる、ギフト用の箱に入れる、ラッピングしてもらう等、
購入先で要望に応えてくれるかも、予め聞いてください。
袋は無料だけど、ギフトボックスやラッピングは別途料金が掛かる場合が有りますので。

※銘柄を紹介したいのですが、とても紹介しきれませんのでご了承ください。
購入店で価格帯、どんな方に贈るか等を伝え、自分の思いも交えて選んでみてください。
その際に一言書いた手紙などを添えると、貰った方にも特別な喜びがあると思いますよ。

『予算2,000円~5,000円位でお勧めは?』

先ず、1升瓶で1本2,000円前後の場合は「普通酒」「本醸造酒」「純米酒」から色々選べます。
普通酒ですと、1,800円位から有りますし「特別純米酒」でも2,200円位までなら、
大手メーカーの酒やコスパの高い地酒蔵の酒も有りますので、吟味出来ると思います。

1升瓶1本3,000円前後は「純米吟醸酒」はほぼ該当しますし、
「大吟醸酒(純米大吟醸酒含む)」も当てはまる銘柄も多々有ります。

1升瓶1本5,000円前後は「大吟醸酒(純米大吟醸酒含む)」が占めると思いますが、
2本になれば「大吟醸酒」以外の、色々な組み合わせが模索出来ますね。
例えば「大吟醸酒+普通酒」、「純米酒+純米吟醸酒」、「本醸造酒+吟醸酒」などバリエーション多彩ですよ。

4合瓶で1本2,000円前後の場合は、少し特別感が出ますので、純米吟醸酒や大吟醸酒位しか無いかと。
ただ大吟醸酒で2,000円前後というのは、大手メーカーが多く地酒蔵元では少ないと思います。
また店舗によっては、その時季にしか入手しない限定品が入荷している場合が有りますので、
贈る時期にはどんな酒が出ているのかリサーチしてみると、日本酒の好きな方や、詳しい方には喜ばれると思います。

11月から12月に、その年に収穫された新米で造った「新酒」ですとか、
5~7月頃に出荷する「冷やして美味い生酒」ですとか、8月から10月頃にかけて出荷される「冷やおろし」等、
特別感の有る、その時にしか飲めない酒も有りますので、贈るだけではなく自身でも試してみると良いですね。

2本以上の組み合わせでも、4合瓶(720ml)で「飲み比べセット」なる種類別のギフトも有ります。
例えば、同じ銘柄の酒で「本醸造酒、純米酒、吟醸酒3本セット」で、価格も3,000円から5,000円位までの物や、
「大吟醸2本セット」で5,000円位とかが一般的です。
その様なセット物は大手メーカーの物が殆どですが、蔵元や販売店オリジナルのセットを用意している所もありますので、
気になった銘柄が有る場合は直接問い合わせてみると、意外なセット物が見つかるかも知れません。

『予算10,000円位でお勧めは?』

この予算であればほぼ1升瓶に限定されて、大吟醸酒や秘蔵古酒等が挙げられます。
大手メーカーに限らず地酒蔵元でも、大吟醸酒になると専用の化粧箱が用意されていると思いますので、
立派なギフト商品として贈る事が出来ますね。

複数本の場合は、1升瓶なら「大吟醸酒2本セット」や「大吟醸酒+純米酒+普通酒」など、
価格を見ながら全ての種類の組み合わせを考えるのも、面白いと思います。(大変かもしれませんね)

番外として特殊な日本酒銘柄を紹介しますね。
容量は少ないですが、貴重な酒でも有りますので「1本からでもギフトには最適」です。

『貴醸酒(きじょうしゅ)』
・「華鳩(はなはと)貴醸酒8年貯蔵」:広島県 榎酒造
・アルコール度数:16,5度
・特徴:「貴醸酒と言えば華鳩」と、言われるくらいのパイオニア、第一人者です。
とろ~りと甘く、熟成されたまろやか~な口当たりが秀逸です。

【貴醸酒の説明です。華鳩・榎酒造HP】
http://hanahato.ocnk.net/page/3

『古酒(こしゅ)』
・「木戸泉(きどいずみ)AFS(あふす)オールドリザーブ」:千葉県 木戸泉酒造
・アルコール度数:17%
・特徴:千葉県はもとより関東でも有名な古酒造りをする酒蔵です。他の蔵の古酒はブレンドしない物が殆どですが、
敢えて数年から数十年物をブレンドする事で、バランスの良い深いコクと旨味を醸し出しています。
単に長期熟成酒とは言えない、正に芸術品と言って良いくらいの貴重な酒でもあります。

【木戸泉酒造HP】
http://www.kidoizumi.jp/

古酒に関しては全国の様々な蔵で、特徴的な物が多々有ります。
紹興酒やワインに通じる感じの酒も有りますので、楽しむ幅も広がりますよ。

【日本酒を飲む時の器】

「美味しそうな日本酒を貰ったから早速飲もう!」・・・「え~と、グラスはどれにしようか?」
いざ飲もうとなった時にこんな風に悩んだ事はありませんか?

一般的に日本酒を飲む際は「猪口(ちょこ)」が多いかも知れません。
勿論猪口でも間違いではありませんが、酒によってはワイン同様香りや味わいを楽しむ方も居て、
吟醸グラスやワイングラスで飲む方も増えました。また温度によって変えるという形も有りますね。

猪口やグラスにも色々な形態があり、どれを選べば良いか判らない方も多いようです。
その辺は贈る酒の種類やタイプに合わせた物を選ぶとより喜ばれると思います。

40様々な酒器

↑色々な酒器

器は判ったけど、徳利って必要なの?と思う方も居るでしょう。
1升瓶や4合瓶(最近ではワインの様にボトルと呼ぶ人も多いですね)から、直接グラスや猪口に注ぐのも良いですが、
燗酒にする際は、やはり徳利に入れて燗する事が望ましいですね。

その方法で望ましいのが湯煎で、一番まんべんなく温まると思います。
鍋に徳利の肩まで浸かる位のお湯を沸かし、その中に入れて数分好みの温度帯になるまで。
それが一番失敗しない燗酒の付け方だと思います。
温度帯の見極めは人それぞれですが「酒かん計」という、温度計を使用すればキッチリ計れます。
普通に料理用の温度計でも問題ないですよ。

直ぐ飲みたい場合は、電子レンジでも良いですが、その際は2つ徳利を用意すれば湯煎に近い温め方になります。
1つの徳利に酒を入れ、もう一つ空のまま一緒に温め、好みの温度帯になったら、空の徳利に移し替えるのです。
そうすれば酒全体に熱が通り、むらのない燗酒になりますよ。

あと湯煎でも飲食店などで多く使われるのが「ちろり」と呼ばれる道具です。
錫製(すずせい)のちろりは、酒にむらなく熱伝導を与えるので重宝されていますね。

一般家庭でもちろりとは別に「酒燗器」という専門的な道具を使用する人も居て、
燗酒を愛する方は、こだわって道具を揃えたりしているんだなと感心します。

その様な道具もグラスや猪口と一緒に贈っても、喜ばれるのではないでしょうか。
ただ、こだわり過ぎても嫌がられる可能性も有りますので、そこは相手の方との関係性を良く考えてみてください。

1年を通して日本酒の用途は絶えません。
日本国内だけに収まらず、海外でも評価の高い「SAKE」を、
日本人として日本酒の良さを再認識する事も必要なのかな、とも思いました。
ただ「飲み過ぎには注意」してください。

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