らっきょうと言うと、漬け物が有名です。よくカレーの付け合わせとして出てきますよね。
普段何気なく食べてしまっているものですが、らっきょうにはどのような効能があるのでしょうか。
とても簡単ならっきょう漬けの作り方もご紹介します。
らっきょうの旬はいつ?
らっきょうは漬け物として出てくる事が多い為、旬を意識したことは少ないかもしれません。
ですがどの食材にも旬があるようにらっきょうにも旬の時期があり、6~7月がその時期にあたります。
その時期に収穫されすぐに漬けられたらっきょうは、シャキシャキとした新鮮な食感になります。
らっきょうの驚くべき効能とは!どんな栄養素がある?
他の料理の付け合わせとして出てくるらっきょうですが、意外にもたくさんの栄養が含まれていて色々な効果が期待できるんです。
薬として使われるほどの効能があるので、もしかしたらメインの料理よりも効果があるかもしれません……。
まず、らっきょうというと一番にその匂いを思い出す方が多いかもしれませんね。
でもその匂いの元である“硫化アリル”という成分は、血液をサラサラにしてくれるので心臓病予防に繋がるんです。
ビタミンB1を体内に取り入れやすくする働きもあるので、疲れも取れやすくなりますよ。
同じくらっきょうに含まれる“ジアリルスルフィド”という成分は、なんとがん予防に効果があります!
がん細胞の増殖を防ぎ死滅させるという、なんとも頼もしい働きをしてくれる成分です。
またらっきょうには他の野菜よりもかなり多くの食物繊維が含まれています。
その多くが“フルクタン”という成分なのですが、この成分は血糖値やコレステロールを下げる作用がある為、生活習慣病の予防になります。
もちろん便秘で悩んでいる方にもおすすめですよ!
小さな一粒にこれだけの栄養が含まれているらっきょうは、かなり効率的に栄養を摂取出来る食材と言えますね。
らっきょうから一番多く栄養を摂取出来るのは生の状態か加熱した状態ですが、らっきょう
はその多くが漬け物の状態で出てきます。その場合は漬け汁にも栄養が流れ出ているので、汁も合わせていただくといいでしょう。
食べ過ぎには要注意!
栄養満点だからといって、らっきょうの食べ過ぎには注意してください。らっきょうを摂取し過ぎると、有効成分が効きすぎて逆に胃腸が荒れてしまい、体調を崩してしまいます。だいたい1日4粒までにしておきましょう。
らっきょう漬けの作り方
まず始めに、らっきょうを漬ける際は出来るだけ同じ大きさのものを揃えると漬けやすくなります。
また漬ける際に使う容器はあらかじめ煮沸させておくといいでしょう。
(材料)らっきょう一キロに対し
・塩……約20グラム
・らっきょう酢(市販)……500ミリリットル
(作り方)
1、らっきょうの根と茎の部分を取り除き、ボールに入れ流水で揉み洗いをする。
2、薄皮が取り除けたら水を切り、ひとつまみ程度の塩を振りかけ30分置く。
3、らっきょうを水洗いし、よく水気を切っておく。
4、鍋でお湯を沸かし、沸騰したらザルに入れたらっきょうを10秒間浸す。
5、湯切り後、冷めたらっきょうを容器に入れる。
6、らっきょう酢をらっきょうが全て漬かるまで入れる。お好みで鷹の爪を足すといい。
らっきょうの保存方法!どれくらい日持ちする?
一度にたくさん漬けたらっきょうは、料理に付け合わせたりして少しずつ消費していきますよね。
その場合は断然冷蔵庫での保存がおすすめですよ。
なんといっても冷蔵庫だと、およそ一年の間保存しておくことが出来るからなんです!
らっきょうの特徴であるシャキシャキ感も失われることはありません。
小さな一粒にたくさんの栄養が含まれている、らっきょう。毎日の食事に少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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