電気毛布で火事になるのか知りたい人。
「電気毛布つけっぱなしで火事になる?何が原因で火事になるの?火事以外に気をつけることは?」
といった疑問に答えます。
冬になると布団をかけてても寒くなりますよね。そこで電気毛布を使って温ったまりたい思った時に、
「電気毛布って大丈夫なのかな?」
「電気毛布でも火事になるってきいたけど大丈夫かな?」
と思いませんか?
そこで、電気毛布を小さい頃から使っていた私が
- 電気毛布で火事になるのか?
- 電気毛布で火事にならないための気をつけたいポイント
- 電気毛布の火事以外で気をつけたいポイント
のトピックでご紹介します。
電気毛布で火事になるのか?
冬になると寝室にエアコンやストーブがないから寒くて凍えてしまうってことありませんか?
そんな寒い時に重宝するのが電気毛布ですよね。
便利な電気毛布は使い方によっては火事になってしまう可能性もあります。
火事になるのはつけっぱなしが原因なのか?
火事になる原因は電気毛布のつけっぱなしによることだと思われがちですが、原則としてつけっぱなしの消し忘れで火事にはなりません。
主な原因としては、電気コードの断線によるショートによって火事になることが多いです。
実際にあった事故
(事例1)木造住宅から出火し、同住宅と隣接する店舗と約180平方
メートルを全焼し、家人1名が死亡しました。
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→電気毛布用の電源コードに溶融痕が認められたことから、コードが折
り曲げられる等の機械的ストレスを繰り返し受けたため、芯線が半断
線状態になり発熱し、発火したものと推定されます。(事例2)木造住宅から出火し、同住宅と倉庫の約90平方メートルを
全焼しました。
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→使用者は電気毛布を購入後、ずっとコンセントに差し込んだままで使
用しており、電気毛布の電源コードをカーペットの下に敷き込み、そ
の上に荷物等を長期間載せていたため、電源コードに物理的ストレス
が加わり、芯線が断線・短絡し、カーペット等に着火し、火災に至っ
たものと推定されます。(事例3)コンセントにプラグを差し込んだ状態で、電気毛布のスイッ
チを切っていたところ、電気毛布付近から出火、家屋を焼損
し、1名が火傷をしました。
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→室内で犬を飼っており、事故品の電源コードに犬の噛み傷とみられる
跡があったことから、犬が電源コードを噛んだことにより電源コード
が傷み、スパークが発生し、出火したものと推定されます。引用元:独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
3つの事例を見て共通となるところは電気毛布の電源コードの断線してショートした事による出火だと言えます。
電気毛布のあたたまる所からではなくコンセントから伸びる電源コードに集中していることがわかります。
では、電気毛布を安全に使うためにはどいういったことに気をつければいいでしょうか?
電気毛布で火事にならないための気をつけたいポイント
電気毛布で火事になるのは避けたいですよね…
普段、電気毛布を使う上で気をつけたいポイントを整理していきましょう。
電気毛布の使用方法
電気毛布を使う上で気をつけたいことは
- 毛布部分と電源コードが重ならないようにする。
- 電源コードに何も引っかからないようにする。
- 電源コードの上に何も置かないようにする。
- 電源コードがからまらないようにする。
といった点に気をつけましょう。
電気毛布の保管方法
保管方法のポイントは
- 布団圧縮袋に入れて保管はしない
- 電源コードをコントローラーに巻き付けて保管しない
といった点になります。
通常の毛布と同じように扱うと電気が通る部分に負荷がかかり壊れるどころが、発熱、発煙、発火の恐れが出てくるので十分注意しましょう。
電気毛布の掃除方法
掃除方法は以下のポイントに気をつけます。
- 食べかすやゴミ、髪の毛などをカーペットクリーナーなどで十分取り除く(カビや虫に発生源になる)
- 防虫剤の使用は発熱する部分やコントローラーの電気部を傷める原因となるため使用を控える
- 陰干しして湿気の除去をする
電気機器なので、洗濯機で洗うことができないので表面を掃除して十分湿気を取りましょう。
電気毛布の火事以外で気をつけたいポイント
電気毛布で火事以外でのトラブルについても知ってましたか?
つけっぱなしによる消費電力や低温やけどなど些細なトラブルも少し知っておくといいでしょう。
つけっぱなしによる電力消費
電気毛布でタイマーなどついてない商品がほとんどですが、うっかり消し忘れでつけっぱなしにもしてしまいがちですよね。
もし、火事の心配がなくとも消し忘れによる消費電力が気になるところです。
電気毛布を1日つけっぱなしにすると約10〜36円かかります。
これは、シングルサイズの電気毛布で最小値がコントローラーを弱にした時で最高値がコントローラーを強にした時です。
1日分にしたら大したことない金額ですが、チリツモで何回も消し忘れていたら大変な事になりますし、劣化して火事の原因となるので気をつけましょう!
間違った使い方でケガをすることも
電気毛布で火傷(やけど)をすることもあります。
低温やけどと言って、体温より少し高めの40〜5,60℃のものに肌を長時間当て続けると赤いはんてんのようなものが出てきます。
悪化すると水ぶくれのような症状にもなります。
暑いと感じたら電源を切るか使用をやめましょう。
また、乳幼児や麻痺がある方など自分で熱を感じることができなかったり意思表示ができない場合はいつの間にか火傷になっている場合があるので気をつけましょう。
また、温めすぎで脱水症状になることもあります。
適度に使うことを心がけましょう!
さいごに
この記事では
・電気毛布で火事になるのか?
⇒(つけっぱなしが原因でもない・コードの断線・死亡事故や全焼の事例も)
・電気毛布で火事にならないための気をつけたいポイント
⇒(使用方法・保管方法・お手入れ方法に気をつける)
・電気毛布の火事以外で気をつけたいポイント
⇒(低温やけどや脱水症状に気をつける)
をお伝えしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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