立川断層が首都直下型地震を引き起こす?その他日本の主要断層情報も

東京の立川市を通る立川断層。この断層が首都直下型地震の原因になると言われているのをご存知でしょうか。

立川断層についてはもちろん、断層と地震の関係性やその他日本の主要断層についてもご紹介します。

そもそも断層とはどんなもの?

伊豆大島の断層

断層というのは、力が加わって割れてずれが生じた地下の地層や岩盤のことです。

プレートの移動や衝突、火山活動などの影響で地層や岩盤に圧力がかかり、それがやがて限界に来て割れた断面がずれ動いてしまったものを言うのですが、このずれ動く活動を今までに繰り返し、将来的にも活動すると考えられている断層を“活断層”と言います。

活断層の定義は研究者によって様々で、数十万年前から現在にかけて活動したものや260万年前から現在にかけて活動したものとされています。

断層の活動が地震を引き起こす!

地震による地割れ

地下の断層がずれ動くことを“断層活動”といい、活動の衝撃が振動となって地上まで伝わると地震を引き起こします。
この断層活動が原因となって起こる地震を内陸型地震といい、1995年の阪神淡路大震災の原因となった兵庫県南部地震が代表的です。内陸型地震は大きな揺れに見舞われる地域は狭いものの、震源が浅いために激しい縦揺れが起こります。更に地震発生から揺れ出す時間までの間がとても短く、予測がしにくいために緊急地震速報が間に合わないことが多いとされています。
このような断層活動が起こるとされる活断層は日本におよそ2000あると言われています。まさに地震大国ですね……。

立川断層とはなに?首都直下地震の原因に?

立川断層とは、東京都の青梅市から府中市までおよそ21m続く活断層です。この立川断層と、埼玉県名栗村から飯能市までの名栗断層を合わせて“立川断層帯”と呼びます。約33kmにも及ぶ立川断層帯は首都直下型地震を引き起こす原因として知られています。

実際に首都直下型地震が起きた場合、地震の規模はマグニチュード7.4、最悪の場合死者は23,000人、全壊・消失する建物は61万棟、避難者数は720万人と予想されています。しかし、建物の耐震化や火災対策を十分に行っていけば、死者の数は2300人にまで減るともいわれています。
首都直下型地震は今後30年以内に70%の確率で発生すると考えられているので、私達も万が一の時の為に備えておかなくてはなりません。

2013年にはまさかの誤認ニュースがあった……

驚くべきニュース

実は2013年に、東京都武蔵村山市の工場跡で地中の立川断層の調査をしていた東京大地震研究所が活断層を発見したという発表がありました。色々解明されるのかと思いきや、活断層だと思われていた部分は本当は工場の基礎工事に使われたコンクリート跡だった、というとんでもない誤認ニュースがあったんです……。
結局立川断層についてはまだ謎が多いまま、調査が続けられています。

その他日本にはどんな断層がある?

日本の地図

日本にはおよそ2000の活断層帯があると言われています。
その中でも30年以内に発生する確率が3%以上の危険な断層帯を地方別に上げてみました。

「北海道地方」

サロベツ断層帯……北海道天塩郡豊富町から天塩町までの約44kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.6、30年以内の発生確率は4%以下。

黒松内低地断層帯……北海道寿都郡寿都町から山越郡長万部町までの約32kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.3、30年以内の発生確率は2%~5%。

「東北地方」

庄内平野東縁断層帯……山形県飽海郡遊佐町から鶴岡市までの約38kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.9~7.1、30年以内の発生確率は0%~6%。

新庄盆地断層帯……山形県最上地方の新庄盆地の東部と西部に存在する断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.9~7.1、30年以内の発生確率は0.6%~5%以下。

山形盆地断層帯……山形県北村山郡大石田町から上山市までの約60kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.3、30年以内の発生確率は0.003%~8%。

「関東地方」

三浦半島断層群……神奈川県三浦半島の中部と南部、周辺の海域に存在する断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.1~6.7、30年以内の発生確率は0%~11%。

「中部地方」

砺波平野断層帯・呉羽山断層帯……砺波平野断層帯は富山県砺波平野の東部と西部に存在する断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7~7.2、30年以内の発生確率は0%~6%。呉羽山断層帯は富山市から富山湾までの約22kmの断層帯で、予想される地震の規模はマグニチュード7.2、30年以内の発生確率は0%~5%。

森本・富樫断層帯……石川県河北郡津幡町から白山市明島町までの約26kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.2、30年以内の発生確率は2%~8%。

櫛型山脈断層帯……新潟県岩船郡荒川町から新発田市までの約16kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.8、30年以内の発生確率は0.3%~5%。

高田平野断層帯……新潟県上越地方の高田平野の東部と西部に存在する断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.2~7.3、30年以内の発生確率は0%~8%。

十日町断層帯……新潟県中越地方の十日町盆地の東部と西部に存在する断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7~7.4、30年以内の発生確率は0.4%~3%以上。

糸魚川ー静岡構造線断層帯……長野県北安曇野郡小谷村から山梨県南巨摩郡早川町まで約158kmに及ぶ断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.4~7.7、30年以内の発生確率は0.01%~30%。

木曽山脈西縁断層帯……長野県木曽郡日義村から岐阜県中津川市までの約46kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.3~7.5、30年以内の発生確率は0%~4%。

境峠・神谷断層帯……長野県松本市安曇から伊那市までの約47kmの断層帯。予想される地震の規模は7.6、30年以内の発生確率は0.02%~13%。

高山・大原断層帯……岐阜県高山市とその周辺のおよそ40km四方内に存在する複数の断層からなる断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.2~7.6、30年以内の発生確率は0%~5%。

阿寺断層帯……岐阜県下呂市から中津川市までの約66kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.9、30年以内の発生確率は6%~11%。

塩沢断層帯……神奈川県足柄上郡山北町から静岡県駿東郡小山町までの約10kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.8、30年以内の発生確率は4%以下。

富士川河口断層帯……静岡県富士宮市から静岡市清水区までの約26kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード8、30年以内の発生確率は10%~18%。

「近畿地方」

琵琶湖西岸断層帯……滋賀県高島市から大津市国分までの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.1~7.5、30年以内の発生確率は0%~3%。

奈良盆地東縁断層帯……京都府城陽市から奈良県桜井市までの約35kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.4、30年以内の発生確率は0%~5%。

上町断層帯……大阪府豊中市から岸和田市までの約42kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.5、30年以内の発生確率は2%~3%。

「中国地方」

宍道断層……島根県松江市鹿島町から美保関町までの約21kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7、30年以内の発生確率は0.9%~6%。

弥栄断層……島根県鹿足郡津和野町から浜田市金城町までの約53kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.7、30年以内の発生確率は0%~6%。

安芸灘断層帯……広島県江田島市沖から山口県岩国市沖までの約26kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.2、30年以内の発生確率は0.1%~10%。

菊川断層帯……山口県山陽小野田市から響灘沖までの約114kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.9~7.7、30年以内の発生確率は0.1%~4%。

周防灘断層帯……山口県防府市の南沖から大分県国東半島の北西沖までの約44kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.6、30年以内の発生確率は2%~4%。

「四国地方」

中央構造線断層帯……奈良県香芝市から愛媛県の伊予灘、更に大分県由布市まで約444km続く断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.8~8、30年以内の発生確率は0%~12%。

「九州地方」

福知山断層帯……福岡県北九州市若松区から田川市までの約28kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.2、30年以内の発生確率は0%~3%。

警固断層帯……福岡県福岡市の北西沖の玄界灘から筑紫野市までの約55kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.0~7.2、30年以内の発生確率は0.3%~6%。

雲仙断層群……長崎県の島原湾から橘湾にかけて存在する多くの断層からなる断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード7.1~7.3、30年以内の発生確率は0%~4%。

日奈久断層帯……熊本県上益城郡益城町から矢代海までの約81kmの断層帯。予想される地震の規模はマグニチュード6.8~7.5、30年以内の発生確率は0%~16%。

今回ご紹介した断層は全体のほんの一部です。そこら中に断層があると言っても過言ではない日本ではいつ地震が起きてもおかしくありません。

日頃から防災意識を持ちながら、いざという時の為に万全の対策をとっておきましょう。

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